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WindowsからLinuxサーバへのアクセス方法
SSHクライアントによるログイン(研究室内から接続)
1. 適当なSSHクライアントを準備する。Windows10は2018年4月のバージョン以降はSSHクライアントが標準でインストールされているので、別途インストールする必要はないが、puttyなどの専用のソフトを使ったほうが使い勝手が良い場合もある。とりあえずは標準のSSHクライアントを使用する前提で説明をするが、他のソフトを使用する場合は適宜読み替えること。
2. (optional) グラフィカルなソフトを使いたい場合は、Xサーバもインストールしておく。https://sourceforge.net/projects/vcxsrv/ サーバ上でIGVを使いたくなったらインストールすれば良いだろう。
3. 接続したいサーバ名をこのページで確認する。(例えば、m96のコンピュータに接続したい場合は、「m96.s」を入力することになる。)
4. ユーザ名、パスワードは、ユーザ一覧に記載されているログインIDになる。ユーザ名、パスワードは同じに設定されている。
5. 画面左下のWindowsログを右クリックし、選択肢からパワーシェルを起動する。
6. パワーシェルに、下記のようにコマンドを入力する
ssh -l <ユーザ名> <サーバ名>
具体例としては、
ssh -l yoshitake.kazutoshi m96.s
最初にそのサーバに接続するときは、本当に接続するのか聞かれるのでyesを入力する。 また、その後のパスワード入力画面では、入力しても何も表示されないが、サーバにはきちんと伝わっているので、パスワードを入力しおわったら、Enterキーを押す。
7. ログイン後は共通フォルダの/home/<ユーザ名>/を開いた状態になる。現在いる場所のファイル一覧は、
ls
コマンドを入力すると、表示される。
8. 共通フォルダは比較的高速な反面、容量が少ない。そこで、データ解析やダウンロード等は、workフォルダに移動してから行うこと。
cd work
と入力することでworkフォルダに移動できる。
9. また、サーバのIGVを使うなど、Xサーバを使ったGUIの作業をする場合は、VcXsrvを起動させておく。(SSHの接続後でもOKだが、Xを使う場合、sshのオプションに-Xを追加しておくこと。その際、コマンドプロンプト、パワーシェルのターミナルではXの転送ができないようなので、WSLのUbuntuのターミナルを使うか、puttyなどのsshクライアントを使用すること)。VcXsrvのおすすめの起動用ショートカットはこちら。
10. sshで接続した場合、ターミナルを閉じると、実行中のプログラムも終了してしまう。それを避けるためには、ログインした後で
screen
と入力し、仮想端末を起動しておく。サーバ上で実行しているプログラムを実行したまま、ターミナルだけ終了したい場合は「ctrl-a」を押してから「d」を押すとscreenを出ることが出来る。またはターミナルを閉じてしまっても良い。 これで、ターミナルを閉じてしまっても、再度sshでサーバに接続して、
screen -rd
と入力すると、前回の仮想端末に接続できる。
11.パワーシェルを使っていて、エラーメッセージが文字化けするという人は、とりあえず
export LANG=C
を入力すると、エラーメッセージが英語になって文字化けしなくなる。
リモートデスクトップ接続を用いたLinuxサーバへの接続
1.スタート→Windows アクセサリ→リモートデスクトップ接続 を開きます。
2.コンピュータ名にm96.sなどのサーバ名を入力します。
3.オプションの表示を押して
ユーザ名を入力し、「資格情報を保存できるようにする」にチェックを入れるとログイン時に毎回入力しなくて済みます。ユーザ名はユーザ一覧のページにある「ユーザID」です。
4.接続を押します。
5.ユーザ、パスワードを聞かれた場合、ユーザ一覧のユーザIDをユーザ名、パスワード両方に入力してください。
6.接続を終了するときは、単純に「x」を押してリモートデスクトップ接続を閉じてしまえば良いです。
「×」で閉じてもサーバ上ではずっと同じ画面が維持されていますから、解析待ちの時などは「x」を押して閉じてしまいましょう。そして、解析の様子を見たいときに再びリモートデスクトップ接続をすればよいです。
サーバは起動しているのに、マウス操作が出来なくて画面が固まってしまう場合
ラボ内のWindowsから接続している場合は、もしかしたらUDPで接続しているのが原因かもしれません。管理者権限でWindowsのターミナルを開いて、
reg add "HKLM\software\policies\microsoft\windows nt\Terminal Services\Client" /v fClientDisableUDP /d 1 /t REG_DWORD
を実行してUDP接続を無効にしてみてください。
R Studio Serverを用いたLinuxサーバへの接続
- 接続するコンピュータ名をこのページで確認する。
- 例えばm96に接続する場合、WEBブラウザ(Google Chrome推奨)で http://m96.s/rstudio/ というアドレスを開く。
- ユーザ、パスワードを聞かれるので、ユーザ一覧のユーザIDをユーザ名、パスワード両方に入力してください。
- Consoleタブ横のTerminalタブを開くとサーバ上でコマンドを実行できます。ブラウザを閉じてもバックグラウンドでジョブは実行され、再度ブラウザを開けば途中から再度接続されます。
SSHを用いたサーバーログイン(学外から:初心者向け)
パワーシェルを開いて、下記のように入力し、研究室のゲートウェイサーバにログインする。
ssh -l <ユーザ名> -p 15372 133.11.222.89
ユーザ名は、ユーザ一覧に記載されている自分のログインIDを使えば良いが、パスワードは外部からのハッキング対策で毎年変更している。 パスワードは、ここを見て、最新のパスワードを入力する。
ゲートウェイサーバにログインしたら、次は自分が使用したいサーバにログインする。例えばm96bにログインしたい場合、
ssh m96b
と入力すれば良い。この時入力するパスワードは、内部用のもので、アカウント名と同じパスワードです。