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グリッドエンジンの使い方 [2017/08/16 13:25] – 118.240.79.26 | グリッドエンジンの使い方 [Unknown date] (現在) – 削除 - 外部編集 (Unknown date) 127.0.0.1 | ||
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- | ジョブを並列実行させたい人も居ると思うので、簡単に研究室のサーバ全体に分散処理して計算させるスクリプトを用意しました。 | ||
- | (一つのコマンドを分割処理するわけではなく、bwaやblastなど、サンプルごとに同じような処理を何度も行うときに使用します。) | ||
- | 分散処理の行い方は簡単で、例えば | ||
- | blastn -db database -query sample1.fasta -num_thread 4 > output.blast | ||
- | といったコマンドをサーバ上で複数実行したいとします。 | ||
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- | 1つのコマンドにつき4 CPU, メモリ16 GB程度のリソースを使って実行する場合、下記のようにコマンドを「" | ||
- | runGE-4cpu-16gb " | ||
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- | こうすると、runGE-4cpu-16gbのスクリプトの中で、グリッドエンジンに適切なパラメータを指定して分散処理を実行するようになっています。 | ||
- | ターミナルに出力される文章などは、上記の例であれば、blastn__db_database_.o5878といったファイルに出力されるようになります。 | ||
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- | もっと多くのリソースを使う場合は、 | ||
- | 4CPUで64GBの場合は、runGE-4cpu-64gb | ||
- | 8CPUで32GBの場合は、runGE-8cpu-32gb | ||
- | 8CPUで128GBの場合は、runGE-8cpu-128gb | ||
- | といったコマンドを使ってください。 | ||
- | 特にハードリミットは設けていないので、もし仮に指定した以上のメモリを使ってもジョブを強制終了したりしませんが、メモリを使い果たすとサーバが止まってしまうので、なるべく適切な量を指定してください。(かと言って、リソースを多めに予約してしまうと、分散処理の効率が下がってしまうので、多めに指定したほうが良いというわけではありません。) | ||
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- | 自分の実行したジョブがどのサーバで実行されているかなどは、 | ||
- | qstat | ||
- | というコマンドで確認してください。 | ||
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- | グリッドエンジン用のスクリプトとして、1コアでメモリ4GBまでのジョブ用のスクリプトを用意しました。 | ||
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- | 使い方は同様に | ||
- | runGE-1cpu-4gb "echo a > log.txt" | ||
- | といった感じです。 | ||
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- | グリッドエンジン使用時によく使うコマンドとして、下記のコマンドがあります。 | ||
- | ・qstat | ||
- | ジョブの状態を確認します。 | ||
- | ・qdel | ||
- | ジョブを削除するときに使用します。qstatでjob-IDを確認して、例えばjob-IDが5803だった場合、 | ||
- | qdel 5803 | ||
- | などと入力します。 | ||
- | ・qhost | ||
- | サーバのCPU数、メモリ数、負荷状況を表示します。qhost -j と入力すると、サーバ上で実行しているジョブも併せて表示してくれます。 | ||
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